不動産物件についてのよくある質問と回答
- 「駅から徒歩○分」などの所要時間は、どのように計っているのですか?
- 不動産広告の徒歩による所要時間は、単純に道路距離80メートルにつき1分を要するものとして計算しています。1分未満の端数は切り上げて表示し、坂道や歩道橋、信号や踏切の待ち時間は考慮していません。
一般的に住宅地図などで距離を測り、その距離を元に時間を計算しているので、実際の所要時間は、実地で歩いてみなければ分からないこともあります。
- サービスルームとは何ですか?
- 建築基準法上の採光や換気について、床面積に対する有効な開口部(窓)の大きさが基準を満たしていないため、居室として認められない部屋のことです。
部屋の広さとは直接関係ないため、実際には、6帖以上あっても窓がないためにサービスルームになる部屋もあります。
- 購入後に不動産相場が下がってしまったら?
- まず申し上げたいのですが、家を購入するのは「投資」のためではありませんね。
資産家や投資家であれば、資産や収入を増やすために不動産を購入しますが、一般家庭であれば、自分たちの生活をより快適で豊かなものにするために、子ども部屋や書斎、広々としたキッチン、仕事の疲れを癒す広い浴室など、それぞれの夢や家族の笑顔を求めて、手に入れるのだと思います。
不動産相場が上がるか下がるかを正確に言い当てられる人は、この世に一人もいません。
相場が下がるのを待っていたところで、限りある人生の中で、家族との大切な時間を削っているとは思いませんか。
また、たとえ相場が上がって高く売れたとしても、次に探す物件はもっと価格が上がっています。
さらに、賃貸と持ち家との比較で言えば、賃貸にしろ、持ち家にしろ、毎月の家賃(住宅費用)をかけるという点では違いはありません。
賃貸の場合、1・2ヶ月家賃を滞納すると、強制的に部屋を出されてしまう可能性もありますし、毎月の家賃の支払いは、その物件の所有者であるオーナーさんのローン返済や資産形成のために行っているようなもの。
その一方で、持ち家は自分の(また家族の)ためのもの。
こうして考えると、住宅相場についてあれこれ考えるよりも、「買いたい!」と思ったときに腰を上げるのがいちばんよいといえそうですね。
いったん手に入れれば、売却しない限り、あなたのお金は減りもしなければ増えもしません。ご家族の幸せ実現のために、住宅費用を人生の必要経費と考えてみてはいかがでしょう。
- 家を買った後、仕事の都合で転勤になったら?
- 転勤によって住み続けられなくなった場合、とるべき方法は二つあります。
一つは、その家を貸家にして家賃収入で住宅ローンを返済する方法。
もう一つは、売却して、残りの住宅ローンを返済する方法。
どちらの方法を選ぶべきかは、ご家族の将来の見通しによって異なります。
たとえば、期限付きの転勤で将来、戻ってくる可能性がある場合や、いずれお子様がその家に住む可能性がある場合は、不動産会社に預けて貸家にする方法もあります。
いずれにしても、将来、転勤の可能性がある場合は、家を買うときの不動産会社が賃貸募集や売却のノウハウを持っているか、事前に確かめておくと安心です。